店舗をオープンする時は、建物を新しく作るか、既存の建物をリノベーションするかという選択肢があります。このうちリノベーションは、既存の建物をまったくの別物に作り変えるのではなく、新たな価値をプラスすることができるのが大きな魅力です。今回はリノベーション店舗のメリットや、リノベーションする際の注意点を紹介します。
■リノベーション店舗のメリット
リノベーション店舗には、大きく分けて2つのメリットがあります。新築と比べて、どのような点が優れているのかを見ていきましょう。
●今あるものを活かしながら設備を新しくできる
特に古民家などにいえることですが、既存の物件には味のある建物がたくさんあります。長く残っているだけあって、作りがとても丁寧かつ頑丈で、使い込まれた跡も残っているからです。現在ではあまり見られない素材や技術が使われている例も散見されます。このような建物は、ぜひ未来に残していきたいものです。
しかし、古い建物は魅力的ではありますが、そのまま使用するのは難しいことも少なくありません。古いために建物自体や設備が劣化していたり、現在の生活様式に合っていない作りだったりすることがあるからです。そのため、多くの魅力を秘めているにもかかわらず、放置されてしまっている古民家や倉庫などもしばしば見られます。
そこで試していただきたいのが、リノベーションという選択肢です。リノベーションは、古建物の基礎・骨組みや外見は維持しつつ内装を一新させることで、現在の感覚に合った快適な空間を作ることができます。つまり、建物に新たな価値を与えられるのです。間取りを変更することも可能ですから、アイディア次第でとても素敵な店舗を生み出せるでしょう。
●コストを抑えることができる
リノベーションは、コストの面でも大きな魅力があります。内装などは新しくする一方、建物の基礎や骨組み、壁などはそのまま使うことが多いため、新築に比べて費用を抑えられるのです。建物の状態やリノベーションの内容にもよりますが、一般的には同じ条件の新築に比べて、2割から3割ほど安くなるとされています。素敵な店舗をリーズナブルに作りたい方にとって、リノベーションは最適な選択肢といえるでしょう。
■店舗リノベーションをする際に注意すべきポイント
リノベーション店舗はとても魅力的ですが、注意点も少なくありません。リノベーションを成功に導くためにも、重要なポイントを押さえておきましょう。
●用途変更手続きの必要性
建物をリノベーションして使い道を変える時は、「用途変更」の手続きが必要になる可能性があります。たとえば倉庫を店舗にする場合、床面積が200㎡を超えていると手続きが必要となるのです。一方、倉庫からオフィスや事務所にするのなら必要ありません。用途変更の確認申請は建築士にしか行えないので、必要性について相談してみるといいでしょう。
●建物の状態の調査は必須
古い建物は、長い年月によって劣化している可能性があります。特に、長期間放置されていた古民家などは、目に見えない部分まで劣化が進行しているかもしれません。木造の物件なら、シロアリの被害にあっているケースもあるでしょう。
こういったダメージを見逃していると、工事の段階になって計画変更を余儀なくされたり、追加費用が必要になったりすることがあります。安全な建物を計画通りに作るためにも、事前にしっかりと調査を行い、状態を把握しておくのがおすすめです。
●客動線にも工夫を
お客様の移動ルートである「客動線」は、売上に大きな影響を与えます。しかし、元が店舗でない建物や古い建物だった場合、客動線が確保された作りになっていることは少ないでしょう。リノベーションの際は必ず客動線を意識し、必要に応じて間取りの変更を行ってください。
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